鈍感力渡辺淳一 ¥ 1,155 通常24時間以内に発送 ★★★ |
鈍感力 | |
| 有名な本なので買ってみた。鈍感で図太く生きるのが良い、みたいなことが書いてあります。自分への批評や病気などに対しては、抗体性が強く鈍感であった方が楽に人生を渡れるのは間違いないと思います。「鈍感」という言葉を拡大解釈してこの本を読んではいけません。あるがままに伸び伸びと生活していきましょう、そんなメッセージを感じました。鈍感な人間ていないと思うから凄く現実離れした本だなあと思いました。なんか売れたみたいですねこの本。みんな鈍感になりたいんですかね。確かに書かれているような「鈍感」な体質、性格なら生きやすいでしょう。そうでないから救いを求めて読む、という人には何の救いも得られない内容です。 また、筆者が男性である点を差し引いても、「女性が鈍感である」といういくつかの例は全て男性同様個人差があることであり、女性だってつらいものはつらいし痛いものは痛い。これを読んだ男性に女性全てが鈍感で強いと勘違いされてはたまりません。 筆者は医師らしいですが、そんな考えの医師がいることが残念です。 心と身体がいかに密接なものであるか、リラックスして生きることの大切さなどの説明においてはなるほど、と思... | ||
男というもの (中公文庫)渡辺淳一 ¥ 580 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
男というもの (中公文庫) | |
| 一般論的で平均的に男性をとらえすぎている。が、読んで参考になり、損は無い本だと思います。しかし、これをマニュアルに女性が男に対すると失敗することもあるのではないでしょうか。世に例外なきはないからです。 結婚について書かれた箇所があり、以下は私が感じたことです。 著者は『現代の結婚制度は時代の変化に対応しきれず、さまざまな歪みがでてきている』また『愛もないのに結婚生活を続けるより、本当に好きな人を正直に懸命に愛するほうが真の倫理にかない、人間として真実の姿なのではないか』としている。 これについては、男性をどう考えるかを云々するのは良いが、如何なものかと思います。結婚生活には、第三者(子孫、両家の両親、縁者、友人)が関係し、社会と関わりをもって成り立っているのであるから。特に子供に対しての責任を放棄して、愛人の元に行ってしまうのは(渡辺氏著書『愛の流刑地』の主人公冬香のように)、ほとんどの動物もしないことなのではないでしょうか。著者は『人間は高度化した近代文明とは裏腹に所詮動物であり、他の生物と変わらぬ雄と雌なのである。本来生き物として持っているはずの雄と雌の命の輝きを、取... | ||
熟年革命渡辺淳一 ¥ 1,155 通常24時間以内に発送 ★ |
熟年革命 | |
| 熟年層に特化した「あとの祭り」と「鈍感力」といえば わかりやすいでしょうか。既出本掲載のネタの寄せ集めで、 どれもこれも「鈍感力」や連載中の「週刊新潮」の コラム(「あとの祭り」)で読んだようなことの繰り返し。 新鮮味がまったくありませんでした。 あと常々疑問に思っているのですが、おそらく作者しか 使わないであろう変な当て字が、読んでいてイライラします。 付き合う⇒際き合う、よくなる⇒快くなる、 からだ⇒躰、乾杯⇒乾盃…などなど。そういえば 「失敗った(しまった)」なんていう失笑ものの造語が 「あじさい日記」にありましたね(笑)。 こんな本を読んで、まさに失敗った!!です。 | ||
愛の流刑地 上 (1) (幻冬舎文庫 わ 7-1)渡辺淳一 ¥ 680 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
愛の流刑地 上 (1) (... | |
| 渡辺淳一の小説で初めて読んだ作品です。特に後半は、異性ながら菊治の心境が痛いほどよくわかり、涙が止まりませんでした。リアリティに富んだとても哀しいお話でした。「男が女を快くしないことは罪ですが、死にたくなるほど快くすることは、さらにさらに大きな罪なのです」 この一文が、『愛の流刑地』のテーマである。もちろん、だから女をあまり快くさせ過ぎるなと言っているのではない。むしろ、女を快くすることを軽視する世間の風潮への警鐘を鳴らしていると言ってよい。 セックス至上主義的な主張に、反感を感じる人も居るだろう。だが、菊治と冬香の濡れ場を繰り返し繰り返し描きながら、次第に女として開花していき、やがては死に引き付けられていく冬香の描写はさすがに凄い。前半の二人の逢瀬の描写の積み重ねが、対比として後半の菊治の孤独感を際立たせる。この筆力はさすがである。 | ||
遠き落日〈下〉 (集英社文庫)渡辺淳一 ¥ 630 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
遠き落日〈下〉 (集英社文... | |
| 野口英世がアメリカで成功を収め、日本に凱旋帰国し母親のシカに親孝行するところは感動しました。また海外に出てからの野口英世について考察も含め詳しく書かれており、大変野口英世に興味を持つことができました。 | ||
遠き落日〈上〉 (集英社文庫)渡辺淳一 ¥ 600 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
遠き落日〈上〉 (集英社文... | |
| 上下巻一気に読みました。いや、凄い。野口英世は、本当に凄い。強烈な個性と、信じがたい努力。こんな人が日本にいたとは知らなかった。言葉では言えないくらい、感動した。野口英世は実に実に凄い。波乱に満ちた人生である。猪苗代から医者を目指して上京し、 さらに学者となるために、ほとんどアテのないアメリカに単身渡米し、 苦難を乗り越えて世界的な学者となっていく。 今の我々に彼のような生き方ができるであろうか。 自分の故郷、さらには日本の医学界に見切りをつけて無謀ともいえる アメリカでの彼の生き方は我々に勇気を与えてくれる。 若い人にとって、この本は勇気を与えてくれるものだと信じる。 日本でダメなら世界があることを教えてくれる。これほどでたらめな人物がお札になって毎日その顔を見ていることを、日本人の多くはわかっているのだろうか。お札の人物を選定した人たちは、野口の実像を本当に知っていたのだろうか。野口の伝記を小学生の頃に愛読していたわたしにとって、この小説は衝撃だった。故郷の友人が苦労して送ってくれた金を、遊興に使い果たしてしまう婚約者の親に出させた渡航費も遊びで使い果たす。最初から返すつもり... | ||
愛の流刑地 下 (3) (幻冬舎文庫 わ 7-2)渡辺淳一 ¥ 630 通常24時間以内に発送 |
愛の流刑地 下 (3) (... | |
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冬のウナギと夏のふぐ―あとの祭り (新潮文庫 わ 1-35)渡辺淳一 ¥ 420 通常24時間以内に発送 |
冬のウナギと夏のふぐ―あと... | |
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人間も偽装が好き―あとの祭り渡辺淳一 ¥ 1,365¥ 1,974¥ 1,980 |
人間も偽装が好き―あとの祭り | |
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白光 (光文社文庫 れ 3-6)連城三紀彦 ¥ 600 通常24時間以内に発送 |
白光 (光文社文庫 れ 3... | |
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指の値段 (新潮文庫―あとの祭り (わ-1-34))渡辺淳一 ¥ 460 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
指の値段 (新潮文庫―あと... | |
| 「失楽園」や「愛の流刑地」などで知られる著者が 2004年〜2005年に雑誌に連載していたエッセイ47編が収められています。 そのときの時事ネタから感じたことをそのままズバリ、 「ここまで書いていいの?」と思うようなことまで書いてあってなかなかおもしろいです。 さすがこの著者だけあって、不倫や愛について男女間のエッセイが多いですが、 その他もなかなかおもしろくて楽しめました。 本のタイトルにもなってる「指の値段」というエッセイもへぇー。と思うような内容でした。 | ||
戻り川心中 (光文社文庫)連城三紀彦 ¥ 560 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
戻り川心中 (光文社文庫) | |
| ◆「桔梗の宿」 死体が握っていた一輪の白桔梗。 二つの殺人事件を繋ぐこの花は 〈ダイイング・メッセージ〉なのか、 あるいは何かの〈見立て〉なのか? 結末で浮かび上がるのは、犯人の巧緻な 策略ではなく、哀しくも切実な動機だった…。 人の行動が自分の想いとは裏腹に作用し、まったく 望まない構図に収斂させられてしまうという悲劇。 ◆「桐の柩」 男と女の何重にも捩れた情念の交錯、そして 「柩」と「死体」の関係における逆説的な着想―。 やくざの世界という舞台設定と骨絡みの トリックの鮮烈さに眩暈すら覚えます。 ◆「白蓮の寺」 幼少の記憶に焼き付けられた凄絶な母の姿。 果たして母は、父を殺したのか? 自らの「記憶」に翻弄された主人公が最後に直面するのは、寄って立つ 現実が崩れ去るが如き「真実」と愚かしくも美しい人の情念です。 ◆「戻り川心中」 二度の心中未遂事件で、二人の女を死に追いやり、 その情死行を歌に遺して自害した天才歌人。 彼が求めていたのは何だったのか? ... | ||
これだけ違う男と女 (中公文庫 わ 6-21)渡辺淳一 ¥ 660 通常24時間以内に発送 |
これだけ違う男と女 (中公... | |
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シャトウルージュ (文春文庫)渡辺淳一 ¥ 700 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
シャトウルージュ (文春文... | |
| だけど他人に委ねてしまっては・・・主人公は完全なM男君でしたね。 著者独特の冷静な文体でフィクションとしては面白かった。 知識だけの頭でっかちな男が増えているのは事実・・・ 男と女の性の違いを考えさせられる内容でした、性にタブーはないけれど愛する妻を他人に委ねる事にはどうも付いて行けません。全体的に退屈で主人公&作者の理屈っぽに苛立つ作品。 団塊世代の奥様方や性の経験が乏しい方々には楽しめるのかも知れない。 なかなか鋭い現代社会への批判となっていてとっても面白かったです。 性に冷淡な妻を調教してもらうべく、ある組織に委ね、毎日その組織から送られてくる映像に日々驚愕と怒りと恐れを感じる若き優秀な医者である夫は、女に目覚めた妻に対して、自分の性の稚拙さを思い知らされるのです。 自分以外の男性たちに、あれほど喜びを感じ、目覚めていく妻を許せないとともに、その反面、強烈なコンプレックスを抱き、自分自身の性愛の技術に不安となり、肉体的にも役にたたない夫。男と女の違いが是ほどまでに見事に描かれるとスッキリしますね。 この本を読んで、女性達は、まさにそのとおりなのよと叫ぶ人... | ||
化身〈下〉 (講談社文庫)渡辺淳一 ¥ 880 通常24時間以内に発送 |
化身〈下〉 (講談社文庫) | |
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化身〈上〉 (講談社文庫)渡辺淳一 ¥ 820 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
化身〈上〉 (講談社文庫) | |
| 渡辺淳一作品らしく、官能的な場面や描写がふんだんにあり、そこにちょっと買うのをためらってしまいましたが、内容はそこらのエロ小説とは違います。若い女を裕福な男が育てる……それは男にとっても、女にとっても1つの憧れでしょう。しかし、惜しみなく与えるということも、惜しみなく与えられるということも、どちらもまた辛いのだということがこの作品を読むとわかります。 「好きだけど別れる」という意味がわかるようになった年頃の人、特に主人公と同年代の人は深く深く共感できるでしょう。下巻の中盤以降はずっと泣きながら一気読みしました。 | ||
法廷殺人の証人 (光文社文庫 わ 3-76 赤かぶ検事シリーズ)和久峻三 ¥ 600 通常24時間以内に発送 |
法廷殺人の証人 (光文社文... | |
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恋文 (新潮文庫)連城三紀彦 ¥ 420 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
恋文 (新潮文庫) | |
| 小説の言葉を借りると、『こんなすごい「短編集」、はじめてみたよ』。 5話からなる短編集で、キーワードは『白い嘘』。 人間は、他人を思いやるが故に嘘をつく。相手やお互いを想うからこそ 生まれる嘘。この種の嘘は、動物にはできない、極めて人間的な、つま り人情味のある行為だといえるだろう。 全てに白黒をつけ、自分の幸せを追求するのが善だと思っている合理主 義者には、主人公たちはただ未熟だとしか映らないかもしれない。 でも、相手の気持ちを汲み取った上で嘘をつく主人公たちにふれたら、 「切なさ」という言葉の意味が分かるでしょう。ぜひ一読を。時に、人は嘘をつく。その嘘は自分のためだけではない。 相手を思いやる気持ちが嘘をつかせることもある。その ことが胸にぐっと来る。それぞれの話の中、登場人物の つく嘘もそれぞれだけれど、そこには一様に切なさが ただよっている。5編とも心に残る話だったが、愛する 妻に悲しい嘘をついた男の話の「ピエロ」、叔父、姪、 姪の娘の3人の心が織りなす切ない話の「私の叔父さん」が 印象に残る。洗練された、しっとりと味わいのある作品だった。これが好きな人はだめ男だけだ... | ||
蹴りたい背中綿矢りさ ¥ 1,050 通常24時間以内に発送 ★★★ |
蹴りたい背中 | |
| この作品は、ハイティーンによって執筆された「高校生モノ(小説)」である。 主人公のハツはグループになって仲間と一緒に群れて行動することを潔しとしない“変わり者”。一般的・標準的な女子高校生像とイメージを異にする主人公設定は面白いと思う。 その“変わり者”ハツ、そして、ハツとは好対照の絹代、美人モデル「オリチャン」命のオタク高校生“にな川”の3人を中心に話が進んでいくわけだが、ごく限られた登場人物、非常に短い期間設定、起伏に乏しいストーリー展開は作品としての厚みに欠ける。句読点のつけ方にやや違和感を覚えるものの、文章が平坦であるためスラスラ読み進むことができるのだが、なんとも物足りなさを感じてしまった。芥川賞の選考基準も今一度確認してみようとも思ったものである。クラスの皆と調和しようとせずに孤立した女生徒が周りの人間へ被害妄想を抱きながら、 自分と同じくクラスと調和していないのに平気そうな男子生徒に対して、 負の連帯感を抱き、さらにその連帯感を男子生徒に対して求める自分自身を嫌悪する、 というのが大まかなストーリー。 ありきたりな恋愛物語でないだけマシかもしれないが、如何せん軽い。... | ||
白い宴 (角川文庫 緑 307ー4)渡辺淳一 ¥ 483¥ 1 ★★★★★ |
白い宴 (角川文庫 緑 3... | |
| 「心臓移植」を題材にした、ドキュメント風の小説。昭和43年8月、札幌医科大学の和田元教授により、わが国最初の心臓移植手術が行われた。当時のわが国は人間の死を「心臓死」としており、世間に与えた衝撃の大きさは想像に難くない。執筆当時、著者の渡辺淳一氏は同大学附属病院の医師であり、一般の人よりも手術の関係者に近い存在だった。一医師の立場で客観的に雑誌などのインタビューに答え、それを題材にしたこの小説を発表した。世間に正確な医学知識を伝えようとした著者の振る舞いは、「和田手術」批判とも受け取られた。渡辺氏は大学をやめ、作家へ転身した。「脳死」が認知されていない時代に、人間の死期はいつか?、どこまでが医師の治療行為として許されるか?などについて、この作品がのちの刑法判例などに影響を与えたのではないか?一読の価値あり。大変に丹念に書かれています。作者にはこれを書く「必然性」があったのだなと、ある意味納得するほどです。実際に行われた、日本最初の心臓移植手術をモデルに(あくまでも小説と断りながらも)展開していくストーリーは、非常に引き込まれます。それは一にも二にも、人物がキチンと描かれているからです... | ||